寺田 寅彦

丸善と三越

新字新仮名 約15,750字・読了目安32分

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子供の時分から「丸善」という名前は一種特別な余韻をもって自分の耳に響いたものである。田舎の小都会の小さな書店には気のきいた洋書などはもとよりなかった、何か少し特別な書物でもほしいと言うと番頭はさっそく丸善へ注文してやりますと言った。中学時代…

作品情報

初出「中央公論」1920(大正9)年6月
分類NDC 914
公開日2003-06-13
最終更新2014-09-17
底本 「寺田寅彦随筆集 第一巻」岩波文庫、岩波書店
入力田辺浩昭
校正かとうかおり

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