寺田 寅彦

異郷

新字新仮名 約3,848字・読了目安8分

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ウェルダアの桜 大きな河かと思うような細長い湖水を小蒸気で縦に渡って行った。古い地質時代にヨーロッパの北の半分を蔽っていた氷河が退いて行って、その跡に出来た砂原の窪みに水の溜ったのがこの湖とこれに連なる沢山の湖水だそうである。水は沈鬱に濁っ…

作品情報

初出「明星 第二巻第六号」1922(大正11)年11月1日
分類NDC 915
公開日2006-11-28
最終更新2016-02-25
底本 「寺田寅彦全集 第一巻」岩波書店
入力Nana ohbe
校正松永正敏

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