寺田 寅彦

コーヒー哲学序説

新字新仮名 約5,321字・読了目安11分

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八九歳のころ医者の命令で始めて牛乳というものを飲まされた。当時まだ牛乳は少なくとも大衆一般の嗜好品でもなく、常用栄養品でもなく、主として病弱な人間の薬用品であったように見える。そうして、牛乳やいわゆるソップがどうにも臭くって飲めず、飲めばき…

作品情報

初出「経済往来」1933(昭和8)年2月
分類NDC 914
公開日2003-04-30
最終更新2014-09-17
底本 「寺田寅彦随筆集 第四巻」岩波文庫、岩波書店
入力(株)モモ
校正かとうかおり

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