寺田 寅彦

函館の大火について

新字新仮名 約10,478字・読了目安21分

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昭和九年三月二十一日の夕から翌朝へかけて函館市に大火があって二万数千戸を焼き払い二千人に近い死者を生じた。実に珍しい大火である。そうしてこれが昭和九年の大日本の都市に起こったということが実にいっそう珍しいことなのである。 徳川時代の江戸には…

作品情報

初出「中央公論」1934(昭和9)年5月
分類NDC 369 914
公開日2003-06-07
最終更新2014-09-17
底本 「寺田寅彦随筆集 第四巻」岩波文庫、岩波書店
入力(株)モモ
校正かとうかおり

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