南方 熊楠

十二支考

07 猴に関する伝説

新字新仮名 約75,980字・読了目安152分

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(一)概言 1 一条摂政兼良公の顔は猿によく似ていた。十三歳で元服する時虚空に怪しき声して「猿のかしらに烏帽子きせけり」と聞えると、公たちまち縁の方へ走り出で「元服は未の時の傾きて」と附けたそうだ。予が本誌へ書き掛けた羊の話も例の生活問題な…

作品情報

初出(一)概言1「太陽 二六ノ一」博文館、1920(大正9)年1月<br>(一)概言2「太陽 二六ノ二」博文館、1920(大正9)年2月<br>(二)性質「太陽 二六ノ五」博文館、1920(大正9)年5月<br>(三)民俗1「太陽 二六ノ一三」博文館、1920(大正9)年11月<br>(三)民俗2「太陽 二六ノ一四」博文館、1920(大正9)年12月
分類NDC 388
公開日2009-04-27
最終更新2016-05-23
底本 「十二支考(下)〔全2冊〕」岩波文庫、岩波書店
入力小林繁雄
校正門田裕志、仙酔ゑびす

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