南方 熊楠

十二支考

09 犬に関する伝説

新字新仮名 約32,839字・読了目安66分

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1 南洋ニュウブリツン土人の説に、犬はもと直立して歩み甚だ速やかに走って多くの人を殺した。そこで生き残った人間が相談して、麪包果を極めて熱しその種子を犬の通路に撒いた。犬これを踏んで足を焼き、倒れて手をも焦し、それより立って歩む事叶わず。そ…

作品情報

初出1「太陽 二八ノ二」博文館、1922(大正11)年2月<br>2「太陽 二八ノ三」博文館、1922(大正11)年3月<br>3「太陽 二八ノ四」博文館、1922(大正11)年4月<br>4「太陽 二八ノ一四」博文館、1922(大正11)年12月
分類NDC 388
公開日2009-06-24
最終更新2016-05-23
底本 「十二支考(下)〔全2冊〕」岩波文庫、岩波書店
入力小林繁雄
校正門田裕志、仙酔ゑびす

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