太宰 治

母

新字新仮名 約7,415字・読了目安15分

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昭和二十年の八月から約一年三箇月ほど、本州の北端の津軽の生家で、所謂疎開生活をしていたのであるが、そのあいだ私は、ほとんど家の中にばかりいて、旅行らしい旅行は、いちども、しなかった。いちど、津軽半島の日本海側の、或る港町に遊びに行ったが、そ…

作品情報

初出「新潮」1947(昭和22)年3月
分類NDC 913
公開日2000-01-23
最終更新2014-09-17
底本 「太宰治全集9」ちくま文庫、筑摩書房
入力柴田卓治
校正かとうかおり

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