太宰 治

春の盗賊

新字新仮名 約30,207字・読了目安60分

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――わが獄中吟。 あまり期待してお読みになると、私は困るのである。これは、そんなに面白い物語で無いかも知れない。どろぼうに就いての物語には、違いないのだけれど、名の有る大どろぼうの生涯を書き記すわけでは無い。私一個の貧しい経験談に過ぎぬので…

作品情報

初出「文芸日本」1940(昭和15)年1月
分類NDC 913
公開日1999-11-01
最終更新2014-09-17
底本 「太宰治全集3」ちくま文庫、筑摩書房
入力柴田卓治
校正小林繁雄

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