宮本 百合子

未開の花

新字新仮名 約3,059字・読了目安6分

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家中寝鎮まったものと思って足音を忍ばせ、そーッと階下へおりて行ったら、茶の間に灯がついていて、そこに従弟が一人中腰で茶を飲んでいた。どうしたの今時分まで、というと、鼠退治さ。栗のいがってどこにあるんだい。さア、私も知らないけど。そう答える私…

作品情報

初出「婦人公論」1937(昭和12)年1月号
分類NDC 367 914
公開日2003-07-30
最終更新2014-09-17
底本 「宮本百合子全集 第十四巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正米田進

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