海野 十三

軍用鼠

新字新仮名 約19,399字・読了目安39分

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探偵小説家の梅野十伍は、机の上に原稿用紙を展べて、意気甚だ銷沈していた。 棚の時計を見ると、指針は二時十五分を指していた。それは午後の二時ではなくて、午前の二時であった。カーテンをかかげて外を見ると、ストーブの温か味で汗をかいた硝子戸を透し…

作品情報

初出「新青年」博文館、1937(昭和12)年4月
分類NDC 913
公開日2005-05-02
最終更新2014-09-18
底本 「海野十三全集 第4巻 十八時の音楽浴」三一書房
入力tatsuki
校正まや

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