芥川 竜之介

東京小品

新字旧仮名 約5,657字・読了目安11分

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鏡 自分は無暗に書物ばかり積んである書斎の中に蹲つて、寂しい春の松の内を甚だらしなく消光してゐた。本をひろげて見たり、好い加減な文章を書いて見たり、それにも飽きると出たらめな俳句を作つて見たり――要するにまあ太平の逸民らしく、のんべんだらり…

作品情報

分類NDC 914
公開日2007-07-25
最終更新2014-09-21
底本 「筑摩全集類聚 芥川龍之介全集第四巻」筑摩書房
入力土屋隆
校正松永正敏

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