芥川 竜之介

鬼ごつこ

新字旧仮名 約561字・読了目安1分

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彼は或町の裏に年下の彼女と鬼ごつこをしてゐた。まだあたりは明るいものの、丁度町角の街燈には瓦斯のともる時分だつた。 「ここまで来い。」 彼は楽々と逃げながら、鬼になつて来る彼女を振りかへつた。彼女は彼を見つめたまま、一生懸命に追ひかけて来た…

作品情報

分類NDC 913
公開日2007-07-13
最終更新2014-09-21
底本 「筑摩全集類聚 芥川龍之介全集第四巻」筑摩書房
入力土屋隆
校正松永正敏

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