宮本 百合子

塵埃、空、花

新字新仮名 約673字・読了目安1分

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今日などはもう随分暖い。昨夜一晩のうちに机の上のチューリップがすっかり咲き切って、白い木蓮かなどのように見える花弁の上に、黄色い花粉を沢山こぼしている。太い雌芯の先に濃くその花粉がついて、自然の営みをしているが、剪られた花故実を結ぶこともな…

作品情報

初出「婦人倶楽部」1927(昭和2)年5月号
分類NDC 914
公開日2003-11-24
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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