幸田 露伴

野道

新字新仮名 約6,305字・読了目安13分

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流鶯啼破す一簾の春。書斎に籠っていても春は分明に人の心の扉を排いて入込むほどになった。 郵便脚夫にも燕や蝶に春の来ると同じく春は来たのであろう。郵便という声も陽気に軽やかに、幾個かの郵便物を投込んで、そしてひらりと燕がえしに身を翻えして去っ…

作品情報

分類NDC 914
公開日2002-12-23
最終更新2014-09-17
底本 「ちくま日本文学全集 幸田露伴」筑摩書房
入力林幸雄
校正門田裕志

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