梶井 基次郎

泥濘

新字新仮名 約7,304字・読了目安15分

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一 それはある日の事だった。―― 待っていた為替が家から届いたので、それを金に替えかたがた本郷へ出ることにした。 雪の降ったあとで郊外に住んでいる自分にはその雪解けが億劫なのであったが、金は待っていた金なので関わずに出かけることにした。 そ…

作品情報

初出「青空」青空社、1925(大正14)年7月号
分類NDC 913
公開日1998-09-12
最終更新2016-07-05
底本 「檸檬・ある心の風景 他二十編」旺文社文庫、旺文社
入力j.utiyama
校正野口英司

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