梶井 基次郎

過古

新字新仮名 約1,709字・読了目安3分

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母親がランプを消して出て来るのを、子供達は父親や祖母と共に、戸外で待っていた。 誰一人の見送りとてない出発であった。最後の夕餉をしたためた食器。最後の時間まで照していたランプ。それらは、それらをもらった八百屋が取りに来る明日の朝まで、空家の…

作品情報

初出「青空」青空社、1926(大正15)年1月号
分類NDC 913
公開日1998-09-19
最終更新2016-07-05
底本 「檸檬・ある心の風景 他二十編」旺文社文庫、旺文社
入力j.utiyama
校正野口英司

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