田中 貢太郎

累物語

新字新仮名 約2,764字・読了目安6分

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承応二巳年八月十一日の黄昏のことであった。与右衛門夫婦は畑から帰っていた。二人はその日朝から曳いていた豆を数多背負っていた。与右衛門の前を歩いていた女房の累が足を止めて、機嫌悪そうな声で云った。 「わたしの荷は、重くてしようがない、すこし別…

作品情報

分類NDC 913
公開日2005-09-02
最終更新2014-09-18
底本 「怪奇・伝奇時代小説選集14 累物語 他十篇」春陽文庫、春陽堂書店
入力Hiroshi_O
校正noriko saito

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