田中 貢太郎

通魔

新字新仮名 約419字・読了目安1分

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旧幕の比であった。江戸の山の手に住んでいる侍の一人が、某日の黄昏便所へ往って手を洗っていると手洗鉢の下の葉蘭の間から鬼魅の悪い紫色をした小さな顔がにゅっと出た。 その侍は胆力が据っていたので、別に驚きもせずに、おかしなものが出たな、と、平気…

作品情報

分類NDC 913
公開日2010-11-14
最終更新2014-09-21
底本 「伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典」学研M文庫、学習研究社
入力Hiroshi_O
校正noriko saito

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