田畑 修一郎

南方

旧字旧仮名 約11,485字・読了目安23分

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島へ來てもう一月近くになるが、なんて風の吹くところだらう。着いた最初の日、濱邊から斷崖の急坂をのぼつて、榛の木の疎林、椿のたち並んだ樹間の路を、神着村の部落まで荷物をつけた大きな牛の尻について歩いてゆくとき、附近の林、畑地の灌木などが爭つて…

作品情報

初出「早稲田文學」1935(昭和10)年6月
分類NDC 913
公開日2004-06-24
最終更新2014-09-18
底本 「現代日本文學全集79 十一谷義三郎 北條民雄 田畑修一郎 中島敦集」筑摩書房
入力篠森
校正川向直樹

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