豊島 与志雄

子を奪う

新字新仮名 約39,142字・読了目安78分

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兎に角、母が一人で行ってくれたのが、彼には嬉しかった。普通なら、いつも間にはいって面倒をみてる伯父が、当然その役目をすべきだが、「女は女同志の方が話がしよいから、」と幾代は主張した。そして伯父を同伴することさえ拒んだ。「では行ってきますよ、…

作品情報

初出「中央公論」1921(大正10)年5月
分類NDC 913
公開日2008-10-14
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第一巻(小説Ⅰ)」未来社
入力tatsuki
校正松永正敏

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