豊島 与志雄

特殊部落の犯罪

新字新仮名 約7,578字・読了目安15分

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一 「久七、お前が好きな物持って来ただよ。」 晴々しい若い声と共に、表の戸ががらりと引開けられた。 とっつきの狭い土間、それから六畳ばかりの室、その室の片隅に、ぼろぼろの布団の上へ、更に二枚の蓆をかけて寝ていたのを、むっくり上半身だけ起して…

作品情報

初出「新小説」1922(大正11)年2月
分類NDC 913
公開日2007-10-26
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第二巻(小説Ⅱ)」未来社
入力tatsuki
校正小林繁雄、門田裕志

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