豊島 与志雄

ものの影

新字新仮名 約8,698字・読了目安17分

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池、といっても、台地の裾から湧き出る水がただ広くたまってる浅い沼で、その片側、道路ぞいに、丈高い葦が生い茂り、中ほどに、大きな松が一本そびえている。そのへんを、俗に一本松と呼ばれていて、昼間は田舎びた風情があり、夜分はちと薄気味わるい。 こ…

作品情報

初出「心」1952(昭和27)年1月
分類NDC 913
公開日2007-02-21
最終更新2018-02-08
底本 「豊島与志雄著作集 第五巻(小説Ⅴ・戯曲)」未来社
入力tatsuki
校正小林繁雄、門田裕志

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