豊島 与志雄

阿亀

新字新仮名 約6,850字・読了目安14分

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電車通りから狭い路地をはいると、すぐ右手に一寸小綺麗な撞球場があった。電車通りに面した表の方は、煙草店になっていて、各国産の袋や缶の雑多な色彩が、棚の上に盛り上っていた。その店から、磨硝子の戸を距てて、撞球台が二つ並んでいる広間となり、奥は…

作品情報

初出「文芸春秋」1925(大正14)年10月
分類NDC 913
公開日2008-11-26
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第二巻(小説Ⅱ)」未来社
入力tatsuki
校正小林繁雄、門田裕志

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