豊島 与志雄

旅人の言

新字新仮名 約1,470字・読了目安3分

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はて知らぬ遠き旅に上った身は―― 木影に憩うことをしないのだ。 春の日に恵まれた若き簇葉の間から、小さな光りの斑点が地に印して、私の視線を引きつけるであろう。見つめる眼が次第に濡んで来るだろう。遠い昔の彼方の景色が記憶に蘇って来るからだ。青…

作品情報

分類NDC 914
公開日2006-01-20
最終更新2014-09-18
底本 「豊島与志雄著作集 第六巻(随筆・評論・他)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

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