豊島 与志雄

失われた半身

新字新仮名 約10,486字・読了目安21分

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独りでコーヒーをすすっていると、戸川がはいって来て、ちょっと照れたような笑顔をし、おれと向き合って席についた。 「やはり……いつもの通りだね。」 「うむ、習慣みたいなものさ。」 「習慣……、」戸川はなにか途惑ったようで、「然し、一週に一回の…

作品情報

初出「ユニヴァーシティー No. 2」1949(昭和24)年10月
分類NDC 913
公開日2006-11-07
最終更新2014-09-18
底本 「豊島与志雄著作集 第五巻(小説Ⅴ・戯曲)」未来社
入力tatsuki
校正小林繁雄、門田裕志

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