黒島 伝治

雪のシベリア

新字新仮名 約9,473字・読了目安19分

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一 内地へ帰還する同年兵達を見送って、停車場から帰って来ると、二人は兵舎の寝台に横たわって、久しくものを言わずに溜息をついていた。これからなお一年間辛抱しなければ内地へ帰れないのだ。 二人は、過ぎて来たシベリヤの一年が、如何に退屈で長かった…

作品情報

初出1927(昭和2)年
分類NDC 913
公開日2006-03-18
最終更新2014-09-18
底本 「黒島傳治全集 第一巻」筑摩書房
入力Nana ohbe
校正林幸雄

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