黒島 伝治

氷河

新字新仮名 約20,822字・読了目安42分

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一 市街の南端の崖の下に、黒龍江が遥かに凍結していた。 馬に曳かれた橇が、遠くから河の上を軽く辷って来る。 兵営から病院へ、凍った丘の道を栗本は辷らないように用心しい/\登ってきた。負傷した同年兵たちの傷口は、彼が見るたびによくなっていた。…

作品情報

初出1928(昭和3)年11月
分類NDC 913
公開日2004-12-30
最終更新2014-09-18
底本 「黒島傳治全集 第一巻」筑摩書房
入力Nana ohbe
校正林幸雄

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