黒島 伝治

老夫婦

新字新仮名 約13,058字・読了目安26分

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一 為吉とおしかとが待ちに待っていた四カ年がたった。それで、一人息子の清三は高等商業を卒業する筈だった。両人は息子の学資に、僅かばかりの財産をいれあげ、苦労のあるだけを尽していた。ところが、卒業まぎわになって、清三は高商が大学に昇格したので…

作品情報

初出1925(大正14)年9月
分類NDC 913
公開日2004-12-30
最終更新2014-09-18
底本 「黒島傳治全集 第一巻」筑摩書房
入力Nana ohbe
校正林幸雄

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