豊島 与志雄

沼のほとり

――近代説話――

新字新仮名 約7,706字・読了目安15分

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佐伯八重子は、戦争中、息子の梧郎が動員されましてから、その兵営に、二回ほど、面会に行きました。 二回目の時は、面会許可の通知が、さし迫って前日に届きましたため、充分の用意もなく、一人であわてて駆けつけました。そして、長く待たされた後、ゆっく…

作品情報

初出「思索」1946(昭和21)年4月
分類NDC 913
公開日2008-02-09
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第四巻(小説Ⅳ)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

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