豊島 与志雄

渡舟場

――近代説話――

新字新仮名 約11,450字・読了目安23分

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東京近くの、或る大きな河の彎曲部に、渡舟場がありました。昔は可なり交通の頻繁な渡舟場でしたが、一粁あまりの川下に、電車が通じ橋が掛ってから、すっかり寂びれてしまいました。附近の農家の人たちが時折利用するだけで、船頭は爺さんだし、舟も古びたも…

作品情報

初出「潮流」1946(昭和21)年4月
分類NDC 913
公開日2008-02-09
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第四巻(小説Ⅳ)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

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