豊島 与志雄

旅だち

――近代説話――

新字新仮名 約11,992字・読了目安24分

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今年二十四歳になる中山敏子には、終戦後二回ほど、縁談がありました。最初の話は、あまり思わしいものでなく、本人の耳に入れずに、母のもとで打ち切ってしまいました。二度目のは、副島の伯母さんから持ちこまれたもので、母もたいへん気乗りがし、副島さん…

作品情報

初出「人間」1946(昭和21)年6月
分類NDC 913
公開日2008-02-09
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第四巻(小説Ⅳ)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

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