豊島 与志雄

猫捨坂

新字新仮名 約9,855字・読了目安20分

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病院の裏手に、狭い急な坂がある。一方はコンクリートの塀で、坂上の塀外には数本の椎が深々と茂っている。他方は高い崖地で、コンクリートで築きあげられ、病院の研究室になっている。坂の中央に、幅二尺ほどの御影石が敷いてあり、そこが人間の通路で、両側…

作品情報

初出「新文学」1948(昭和23)年12月
分類NDC 913
公開日2008-03-04
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第四巻(小説Ⅳ)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

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