芥川 竜之介

谷崎潤一郎氏

新字旧仮名 約893字・読了目安2分

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僕は或初夏の午後、谷崎氏と神田をひやかしに出かけた。谷崎氏はその日も黒背広に赤い襟飾りを結んでゐた。僕はこの壮大なる襟飾りに、象徴せられたるロマンティシズムを感じた。尤もこれは僕ばかりではない。往来の人も男女を問はず、僕と同じ印象を受けたの…

作品情報

分類NDC 914
公開日2002-10-05
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集 第十巻」岩波書店
入力もりみつじゅんじ
校正松永正敏

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