坂口 安吾

ジロリの女

新字新仮名 約51,267字・読了目安103分

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私は人の顔をジロリと見る悪い癖があるのだそうだ。三十三の年にさる女の人にそう言われるまで自分では気づかなかったが、人の心をいっぺんに見抜くような薄気味わるさで、下品だという話だ。それ以来、変に意識するようになり、あゝ、又やったか、そう思う。…

作品情報

初出前半「文藝春秋 第二六巻第四号」1948(昭和23)年4月1日、後半「別冊文藝春秋 第六輯」1948(昭和23)年4月1日
分類NDC 913
公開日2007-06-04
最終更新2014-09-21
底本 「坂口安吾全集 06」筑摩書房
入力tatsuki
校正小林繁雄

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