坂口 安吾

三十歳

新字新仮名 約16,031字・読了目安32分

この作品を読む Amazonで探す

冬であった。あるいは、冬になろうとするころであった。私の三十歳の十一月末か十二月の始めごろ。 あのころのことは、殆ど記憶に残っていない。二十七歳の追憶のところで書いておいたが、私はこのことに就ては、忘れようと努力した長い年月があったのである…

作品情報

初出「文学界 第二巻第五号」1948(昭和23)年5月1日
分類NDC 913
公開日2007-08-18
最終更新2014-09-21
底本 「坂口安吾全集 06」筑摩書房
入力tatsuki
校正小林繁雄

坂口 安吾の他の作品

坂口 安吾の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。