与謝野 晶子

紅梅

旧字旧仮名 約733字・読了目安1分

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私の庭に早咲の紅梅が一本ある。東と南の光を受けて、北を建物にふさがれてゐるためか、十二月の半からぼつぼつ蕾を破つてゐる。色は桃のやうに濃くも無く、白い磁器の上に臙脂を薄く融かしたやうな明るさと可憐さとを持つた紅である。私は歳末から此の歳端へ…

作品情報

分類NDC 914
公開日2004-07-26
最終更新2014-09-18
底本 「定本 與謝野晶子全集 第二十卷 評論感想集七」講談社
入力Nana ohbe
校正今井忠夫

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