坂口 安吾

一家言を排す

新字旧仮名 約1,191字・読了目安2分

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私は一家言といふものを好まない。元来一家言は論理性の欠如をその特質とする。即ち人柄とか社会的地位の優位を利用して正当な論理を圧倒し、これを逆にしていへば人柄や地位の優位に論理の役目を果させるのである。 非論理が論理を圧倒するといふ微妙な人間…

作品情報

初出「新潟新聞 第一九九六一号〈夕刊〉」1936(昭和11)年11月20日付(19日発行)
分類NDC 914
公開日2006-01-13
最終更新2014-09-18
底本 「坂口安吾全集 02」筑摩書房
入力tatsuki
校正今井忠夫

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