坂口 安吾

安吾巷談

05 湯の町エレジー

新字新仮名 約11,079字・読了目安22分

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新聞の静岡版というところを見ると、熱海を中心にした伊豆一帯に、心中や厭世自殺が目立って多くなったようである。春先のせいか、特に心中が多い。 亭主が情婦をつれて熱海へ駈落ちした。その細君が三人だか四人だかの子供をつれて熱海まで追ってきて、さる…

作品情報

初出「文藝春秋 第二八巻第六号」1950(昭和25)年5月1日
分類NDC 914
公開日2006-02-09
最終更新2015-06-20
底本 「坂口安吾全集 08」筑摩書房
入力tatsuki
校正宮元淳一

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