坂口 安吾

明治開化 安吾捕物

10 その九 覆面屋敷

新字新仮名 約26,684字・読了目安53分

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光子は一枝の言葉が頭にからみついて放れなかった。 「ちょっとでよいから、のぞかせてよ。風守さまのお部屋を」 「ダメ。お部屋どころか、別館の近くへ立寄ってもいけないのよ」 すると一枝はあざわらって、 「そうでしょうよ。牢屋ですもの。しかも………

作品情報

初出「小説新潮 第五巻第九号」1951(昭和26)年7月1日
分類NDC 913
公開日2006-07-25
最終更新2016-03-31
底本 「坂口安吾全集 10」筑摩書房
入力tatsuki
校正松永正敏

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