坂口 安吾

明治開化 安吾捕物

14 その十三 幻の塔

新字新仮名 約14,992字・読了目安30分

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「なア、ベク助。貴公、小野の小町の弟に当る朝臣だなア。人に肌を見せたことがないそうだなア。ハッハッハア」 五忘にこう云われて、ベク助は苦い顔をした。イヤなことを云う奴だ。この寺へ奉公して足かけ四年になるが、五忘の奴がこう云いはじめたのは今年…

作品情報

初出「小説新潮 第五巻第一五号」1951(昭和26)年12月1日
分類NDC 913
公開日2006-07-31
最終更新2016-03-31
底本 「坂口安吾全集 10」筑摩書房
入力tatsuki
校正松永正敏

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