国枝 史郎

鵞湖仙人

新字新仮名 約10,523字・読了目安21分

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一 時は春、梅の盛り、所は信州諏訪湖畔。 そこに一軒の掛茶屋があった。 ヌッと這入って来た武士がある。野袴に深編笠、金銀こしらえの立派な大小、グイと鉄扇を握っている、足の配り、体のこなし、将しく武道では入神者。 「よい天気だな、茶を所望する…

作品情報

初出「ポケット」1926(大正15)年3月
分類NDC 913
公開日2005-01-09
最終更新2014-09-18
底本 「妖異全集」桃源社
入力阿和泉拓
校正小林繁雄、門田裕志

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