岸田 国士

落葉日記

新字旧仮名 約109,910字・読了目安220分

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一の一 郷田梨枝子は、叔母と並んで東京駅のプラット・フォームに立つてゐる。そして、今着いたその汽車から降りて来る筈の父親の顔をちつとも覚えてゐないのである。 「すぐ教へてね、叔母さま……。いやだわ、いろんな人が顔を突き出して……」 「ああ、…

作品情報

初出「婦人公論 第二十一巻第六号~第二十二巻第五号」1936(昭和11)年6月1日~1937(昭和12)年5月1日
分類NDC 913
公開日2018-03-05
最終更新2018-02-25
底本 「岸田國士全集11」岩波書店
入力門田裕志
校正岡村和彦

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