岸田 国士

十二月的感想

新字旧仮名 約1,630字・読了目安3分

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私は平生毛筆を使はない。墨をするのが面倒なのと、硯箱が場所を取るからである。それよりも第一、手が自由に動かない厄介さを知つてゐるからであらう。 私はまた万年筆を好まない。ペン先をインキ壺に浸す、あの伸びやかな気持がなく、書かれた文字の濃淡が…

作品情報

初出「文芸春秋 第六年第一号」1928(昭和3)年1月1日
分類NDC 914
公開日2005-12-27
最終更新2014-09-18
底本 「岸田國士全集20」岩波書店
入力tatsuki
校正小林繁雄、門田裕志

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