萩原 朔太郎

蒲原有明に帰れ

新字旧仮名 約1,841字・読了目安4分

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僕、先月末出京しました。東京は我があこがれの都。雪のふる夜も青猫の屋根を這ふ大都会。いまは工場と工場との露地の間、職工の群がつてゐる煤煙の街に住んでゐます。黒い煤煙と煉瓦の家の並んでゐる或る貧乏なまづしい長屋に、僕等親子四人が悲しい生活をし…

作品情報

初出「羅針 第五輯」1925(大正14)年4月
分類NDC 915
公開日2006-12-08
最終更新2014-09-18
底本 「現代詩文庫 1013 蒲原有明」思潮社
入力広橋はやみ
校正土屋隆

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