田巻安里のコーヒー
新字旧仮名 約3,746字・読了目安7分
一 田巻安里は、甚だコーヒーをたしなんでゐた。彼は、朝昼晩、家にあつても外にあつても、機会を選ばずコーヒーを飲んだ。友人と喫茶店にはいり、「君はなに?」と問はれゝば、「無論コーヒーさ」と空うそぶき、コーヒーさへ飲んでゐれば、飯なんか食はなく…
作品情報
| 初出 | 「東京朝日新聞」1930(昭和5)年7月15、16、17日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2007-12-13 |
| 最終更新 | 2016-05-12 |
| 底本 | 「岸田國士全集21」岩波書店 |
| 入力 | tatsuki |
| 校正 | 門田裕志 |
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底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。