海野 十三

街の探偵

新字新仮名 約4,352字・読了目安9分

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キップの装置 『さっきから気をつけていると、コトンコトンと、微かなリズミカルな音がしているね』 と、彼は指を天井の方に立てて云うのであった。 『ああ、僕にも聞えるよ。鼠が居るのじゃないか』 と、僕はこたえた。 『ねずみ? 鼠が音楽家でもあれ…

作品情報

初出「シュピオ」1938(昭和13)年4月号
分類NDC 913
公開日2005-04-26
最終更新2014-09-18
底本 「「シュピオ」傑作選 幻の探偵雑誌3」光文社文庫、光文社
入力網迫、土屋隆
校正門田裕志

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