地獄の使
新字新仮名 約5,011字・読了目安10分
昼飯がすむと、老婆は裏の藪から野菊や紫苑などを一束折って来た。お爺さんはこの間亡くなったばかりで、寺の墓地になった小松の下の土饅頭には、まだ鍬目が崩れずに立っていた。 老婆はその花束を裏の縁側へ置いて、やっとこしょと上へ昇り、他処往きの布子…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2003-08-13 |
| 最終更新 | 2014-09-17 |
| 底本 | 「日本の怪談(二)」河出文庫、河出書房新社 |
| 入力 | Hiroshi_O |
| 校正 | 小林繁雄、門田裕志 |
田中 貢太郎の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。