田中 貢太郎

雨夜詞

新字旧仮名 約4,489字・読了目安9分

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給仕女のお菊さんは今にもぶらりとやつて来さうに思はれる客の来るのを待つてゐた。電燈の青白く燃えだしたばかりの店には、二人の学生が来てそれが入口の右側になつたテーブルに着いて、並んで背後の板壁に背を凭せるやうにしてビールを飲んでゐた。其所には…

作品情報

分類NDC 913
公開日2009-09-10
最終更新2014-09-21
底本 「伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典」学研M文庫、学習研究社
入力川山隆
校正門田裕志

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