田中 貢太郎

立山の亡者宿

新字新仮名 約7,308字・読了目安15分

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一 小八はやっと目ざした宿屋へ着いた。主翁と婢が出て来てこの壮い旅人を愛想よく迎えた。婢は裏山から引いた筧の水を汲んで来てそれを足盥に入れ、旅人の草鞋擦のした蒼白い足を洗ってやった。 青葉に黒味の強くなる比のことで日中は暑かったが、立山の麓…

作品情報

分類NDC 913
公開日2003-08-14
最終更新2014-09-17
底本 「日本の怪談(二)」河出文庫、河出書房新社
入力Hiroshi_O
校正小林繁雄、門田裕志

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