水野 葉舟

香油

新字新仮名 約5,717字・読了目安11分

この作品を読む Amazonで探す

一 その日は十二三里の道を、一日乗り合い馬車に揺られながらとおした。やっとの思いで、その遠野町に着いたころは、もうすっかり夜が更けていた。しかも、雪が降りしきっていて、寒さが骨に沁む。―― 三月に入ってからだったが、北の方の国ではまだ冬だ。…

作品情報

分類NDC 913
公開日2004-03-28
最終更新2014-09-18
底本 「遠野へ」葉舟会
入力林幸雄
校正今井忠夫

水野 葉舟の他の作品

水野 葉舟の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。